こども芸術教室KidzLab.は、何を育てるところ?

1)こども芸術教室KidzLab.が育てたいものは?
2)なぜ、「好奇心と探求心」なのか?

3)学びは楽しくないとダメ。
4)なぜ、こども芸術教室なのか。

5)好き!楽しい!面白い!が、「熱中」を生む

 

1)こども芸術教室KidzLab.が育てたいものは?
こども芸術教室KidzLab.で育てたいのは、「好奇心と探求心」、
生み出したいのは、青少年の「前向きに生きる心と生き抜く力」です。

 

2)なぜ、「好奇心と探求心」なのか?

文科省の「教育改革の優先課題としての幼児教育」の冒頭に「幼児教育は、子どもの基本的な生活習慣や態度を育て、道徳性の芽生えを培い、学習意欲や態度の基礎となる好奇心や探求心を養い、創造性を豊かにするなど、小学校以降における生きる力の基礎や生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要な役割を担っている」と、あります。
そして、私たち大人は、子どもの頃のいろんな学びや経験、遊びとその人自身の興味と楽しみが、青年期の学問分野、そして、その後の人生の長い道のりを決定づけていくことも知っています。

人は、成長過程で、楽しいと感じられる学びと知的好奇心の向く方向に、時間を費やすように育っていくからです。そして、それを生活の営みとしていき、それを社会活動と生活に結び付けることを探求しながら、個々の豊かさを育み、人間は生きていきます。
何を豊かだと感じるのか?、何を幸せだと感じるのか?は、成長過程の好奇心や探求心の生まれ具合によって異なります。そして、その感度の高さも変わります。

いろんなことを楽しんで、たくさんのことに幸福感を感じられる心の豊かさが育つようなこどもの学びと生活環境を整えることに力を注ぐのが、大人のやるべき事だろうなと、感じています。

 

3)学びは楽しくないとダメ。
子どもの教育で大事なのは「新しいことを見聞きすることの楽しさと喜びをたくさん経験できること」。幼少期の活動で、楽しい経験の記憶をいかに数多く残し、楽しめる事柄をできるだけたくさん作ってあげると、子どもの楽しさや豊かさを感じる感度もどんどん上がります。そういった感度と感性の育みを増やしていけるように、大人はこどもの環境設定してあげることがとても大事だと思います。小さいときに、目や肌の色、文化や生活習慣の違う人たちと一緒に過ごす時間が楽しかった記憶や、外国の音楽や歌を楽しむことが、語学を学び続ける原動力になったりします。幼少期からのバイリンガル教育が重要なんではありません。多文化体験の楽しみが、学び続ける底力になります。

いろんなことを楽しんで、たくさんのことに幸福感を感じられる心の豊かさが育つようなこどもの学びと生活環境を整えることに力を注ぐのが、大人のやるべき事だろうなと、感じています。

 

4)なぜ、こども芸術教室なのか。

私は、社会の躍進を生むのは、20~40代の青年世代が生み出す・創り出す新しいモノコトだと思います。この世代の元気な社会活動と活躍がないところに、社会は発展しない、そして未来も希望も生まれないと思います。

この時期に元気に活躍できる人を育てることが、明るい未来を夢見、創ることだと思います。
それは、何かに熱中して、新しいものを生み出すことにものすごい時間と力を注いでいける人材です。

そんな時間を過ごすために、人は、自分で自分を成長させられるような分野に出会い、学び前進し続けるため、結構、頑張ったり、踏ん張ったりすることも求められます。そう、失敗と努力も強いられますから。その暁に得た達成感や充実感が、さらに続ける活力をもたらしてくれます。

芸術の作品作りは、そんな表現の模索と試行錯誤の繰り返しをして、作品を完成させます。子どもの学びの中で、そんな失敗と達成の繰り返しを楽しみながら体験を積み重ねるのに一番いいのが芸術教育だと思います。だから、幼児教育・情操教育では、お絵かき・お歌・振りや体操をたくさんやるんだろうなと思います。

元気な若者がたくさんいる社会がいいな、そんな人材育成や教育をやりたいなと思って、こども芸術教室KidzLab.を始めました。

 

5)好き!楽しい!面白い!が、「熱中」を生む

そうはいっても、ただ、人生そんなに頑張れないのが現実です。
好きなことや、楽しいことだったら、頑張れるんですけど。。。熱中できるんですけど。

好きでも、好き過ぎないと、熱中できないんです。

根気よく努力して積み上げていけないんです。
その熱中できるような何かに出会う確率って、とても低いことも、大人は知っています。
なんか、そんなモノコトがあったらいいのにって探し回るのが、青年期ではないでしょうか。
だから、多感な思春期に向けて、好奇心と探求心をくすぐるようなものにできるだけたくさん出会って、「これだ!」というモノコトに出会える瞬間が見つけられるように。多様な社会・文化体験をたくさんしておくこと…。芸術は、大いに珍しいものに出会って、多感でたのしいこども時代を演出し、とても広い多様な視界を見せてくれる分野だと思います。さあ、ぼくは、わたしは、熱中できるものに出会えるかな。